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(2008年3月3日更新)
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スペインサッカーコラム(2005年3月14日)
 

マドリッドの憂鬱
(第21号)

先週末リーガ・エスパニョーラ第28節が終った。首位攻防の結果は、バルサがビルバオに2−0で快勝し、マドリッドはアウエーではあったが今シーズン1部に昇格したばかりのヘタッフェに2−1で負けた。これで差は11ポイントとなり、巷ではマドリッドは完全に優勝戦線から脱落し、バルサ優勝と報じられている。

久しぶりにバルセローナのカンプ・ノウでバルサ対ビルバオ戦を観戦したが、驚いた事に試合開始2時間前から競技場周辺は人で溢れかえっていた。スペインで試合開始2時間も前から競技場へ観客が足を運ぶなどと言う事は、クラシコ以外には有り得ない。この試合にファンがどれだけ期待しているかと言う現われであろう。テレビのインタビューに答えていたバルセロニスタは『チェルシー戦は良く戦った。勝てた試合だったが残念だった。だからこの試合には是非とも勝ってリーガを勝ち取って欲しいと思い応援しに来た。』と言っていた。バルサは『Cabeza arriba』(胸を張って)ロンドンから帰ってきた。失った物は大きかったが、決して卑屈になることはない。なぜなら攻撃的な、魅力あるフットボールをして敗れたのだから。

一方、レアル・マドリッドはと言えば・・・。トリノから帰ってきた夜、空港で待ち構えていたファンにやじを浴びせ掛けられた。そして週末のヘタッフェ戦での敗戦。今日のマドリッド系の各スポーツ紙の1面は、『何と言う恥!』『リーガよさようなら』と書きたてた。確かに批判されるように、ユベントス戦もヘタッフェ戦も試合内容は非常に悪かった。バラバラの攻撃に、ディフェンスのミス。これではいくらギャラクティコスでも勝てない。今期3人目となるルクセンブルゴ監督も頭をかかえた。ここまでこのチームが落ちぶれた責任は、全てフィオレンティーノ・ペレス会長に有る。ディフェンス陣を軽視し、攻撃型の選手ばかりを集めユニフォームの販売に力を入れる・・・。

リーガ優勝の望みが薄くなったことは事実だろう。しかし本当にマドリッドの優勝の可能性はなくなったのだろうか?まだリーグ戦は10試合残っている。バルサはアウエーのデポル、バレンシアそしてマドリッド戦を控えている。レアル・マドリッドがもう一度精神的に立ち直って、1試合1試合を集中して戦えば優勝の可能性はなくはない。一番大切なのは、各選手が優勝に対して執念を持ち、自分に対して、そしてチームに対して誇りを持って戦う事である。


 
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