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(2008年11月3日更新)
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スペインサッカーコラム(2005年11月21日)
 

ドリーム・チームII(第45号)

ミッチェル・サルガドに『この試合でバルサから、チームとして戦うとはどういうことかを教えてもらったよ。』とまで言わせた、2005年のエル・クラシコが終わった。0−3でバルサの圧勝。サンティアゴ・ベルナベウの8万人の観衆がロナウジーニョに対して、又バルサの鮮やかなまでの美しい攻撃に対して惜しみない拍手を送った。82−83シーズンにマラドーナにも同じようなオベーションが有ったがそれ以来の事である。これは、マドリッドの選手にとってはブーイングされるよりもはるかに厳しい屈辱的なものになった。試合終了後のマドリッドの選手のインタビューは、どれも完敗を認める寂しいものばかりだった。

この試合では特に、ロニーの神業的な2ゴールが取り立たされるがそれだけではない。マドリッドに後半の30分まで1本のシュートも打たれることのなかった、中盤からのプレッシャーによるディフェンス。あと3点は入っていたであろう、早いパス回しからの攻撃。さらにエトー、メッシーの個人技。落ち着いて90分集中していたディフェンス。これらのチームとしてのまとまりが有ったからこそ、ロニーの2得点が生まれたのだ。

一方のマドリッドはと言うと、とうとう最後まで中盤が全く機能せず、前線へのパスが出せずじまい。ディフェンスと攻撃陣が間延びしている為、易々とパスをカットされる。又、ロニー、チャビ、デコ等のバルサの基点となる選手がほぼフリーに近い状態でボールを持てる。これでは流石のガラクティコス(?)もどうしようもない。

ロニーに話を戻すと、サルガド、エルゲラは言うに及ばず、ドリブルするロナウジーニョのユニフォームを引っ張ることすら出来なかったセルヒオ・ラモス。これらのディフェンスを置き去りにした、緩急織り交ぜたドリブルは、フットボールの神が宿った者のみが体現できる技だ。

スポーツマンシップにのっとった素晴らしいマドリディスタ達が見守る中、一つ残念なことが有った。それは自チームが窮地に陥るといつも顔を出す汚いプレーだ。ジダンの明らかに故意と判断できる2回にも及ぶバルサの選手への肘打ち(イエローカードは出ず)、同じくパブロ・ガルシアのイエローカードをもらった肘打ち、ロベルト・カルロスのエトーに対するペナルティーエリア内での後ろからの蹴り。特に最後のロベルト・カルロスの行為は1発レッドーカードでもおかしくない、恥ずべきものだ。又、ベッカム、グティー、ミッチェル・サルガドの顔をしかめた、主審への醜い抗議もいただけない。

レアル・マドリッドが完敗を認めたクラシコだったが、これも他の試合と同じ3プント。まだリーガが決まったわけでも何でもない。これからの建て直し次第ではチャンスが有るマドリッド。早急なるチームの大改造が望まれる。


 
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