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(2008年3月3日更新)
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スペインサッカーコラム(2005年11月29日)
 

セントロカンピスタ(中盤)の重要性(第46号)

マドリッドのルクセンブルゴ監督の首がかろうじてつながっている。オリンピック・リヨン戦、バルサ戦、先週末のレアル戦と苦戦続きでソシオ達の怒りも限界に来ている。たとえ負けても素晴らしい戦いをしていればいいのだが、今のところフットボールになっていない。

マドリッドの一番の問題は中盤である。ボールが持て、奪え、そしてパスが出せる3拍子揃った選手がいない。それでシュートも打てれば文句なしだ。いわゆるバルサのチャビ、デコ、イニエスタ、ファン・ボメルタイプの選手だ。バルサとのクラシコでも残念ながら露呈してしまったのだが、中盤でプレッシャーを受けるともうボールを持てずに簡単に後ろへさげてしまう。そこからまた攻撃を始めるのだが、なかなか思うようなプレーをさせてもらえない。ベッカムの調子がいい時には、右サイドからのロングボールが蹴りこまれていい形が出来る。だが、それだけの単純な攻撃では限界がある。このベッカムのパスに合わせられるロナウドがいないと点が取れない。ロビーニョも今ひとつチームにフィットしていない中、中盤から形を作らないと前線の選手が生かされない。相手陣内の高い位置からディフェンスの意識を持ち、中盤の選手がボールを追って初めてデランテーロ(フォワード)への攻撃へとつながる。
そういう意味では、精神的支柱であり、ディフェンスの意識の高いラウルを失った事は、マドリッドにとっては多大なる損失だろう。現戦力で戦うのならば、グティー、ジダンが働かないことにはマドリッドの復活はない。バラックを獲得する話も出ているが、それも解決策の一つだろう。ただ、ドイツ人がスペインのフットボールにフィットするかどうかの疑問は残るが。


 
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