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(2008年3月3日更新)
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スペインサッカーコラム(2005年12月9日)
 

ウディネーゼファンの失態(第48号)

12月7日にチャンピオンズのウディネーゼ対バルサの試合が行われた。

バルサは主力のデランテーロR.E.M.(ロナウジーニョ・エトー・メッシー)はローテーションの為休息、又チャビは怪我で今シーズンは絶望の為、主力4人を欠く布陣での戦いとなった。

その代わりにラーソン、エスケーロ、ジュリー、ガブリが先発し、結果は0−2での勝利だった。こう書けば当たり前の結果なのだが、ウディネーゼの戦い方が解せない。

あきらかに引き分け狙いの試合運びだったからだ。
彼らは確かにこの試合を引き分ければ予選通過出来た。ただ、プント数で争っているブレーメンは同時に開始された試合で得点を重ね勝っており、ウディネーゼがもしも負けるようなことがあっては、予選敗退が決定する状況で有った。引き分け狙いの戦い方で、バルサと引き分けられるはずがない。積極的に攻め、ボールを持たないと防御は出来ない。

試合全体を通しての印象は、両チームとも勝ちに行くという意思が見られない。バルサは1位通過が決定しているのでそれでも問題はない。ただ、連勝中なので(リーガ・チャンピオンズを含めて9連勝中)その記録を伸ばす事と、勝利チームに与えられる賞金を獲得することのみが目的の試合であった。ウディネーゼはイアキンタをワントップに残し、全員が自陣に引きこもり防戦一方。バルサもそんなにアグレッシブな攻撃を仕掛けてこなかったのでなんとか後半30分までは持ち堪えた。だがその時事件が起こった。ウディネーゼのファンが競技場でウエーブをやり始めたのだ。これはあまりにも見方の甘い、軽率な行為だった。バルサはここ数年間、対戦相手の競技場でウエーブをされるような試合を行ったことがない。この試合でも始終バルサがボールを支配しており、ウエーブが巻き起こる様な状況では決してなかった。これで選手達は発奮したに違いない。我々を甘く見るな!その後残り時間5分でエスケーロ、イニエスタが2点を叩き込み、ウディネーゼを完璧に打ちのめした。

前年度のリーガのチャンピオン、ヨーロッパで一番美しいフットボールをすると言われているバルサが侮辱されて黙っているはずがない。我々が本気を出せば一ひねりだ、と言わんばかりの反撃だった。ウディネーゼの予選敗退は監督、選手だけの責任ではなく、ファンにも責任の一端はある。こういう試合はめずらしい。


 
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