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(2008年11月3日更新)
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スペインサッカーコラム(2006年4月4日)
 

これがクラシコ?!(第61号)

今シーズン2度目のクラシコが終わった。結果は1−1。
これほど緊張感の薄いクラシコは久し振りだ。試合開始前の時点で、1位のバルサと2位のマドリッドとのプント差は11。たとえバルサがこの試合に負けても残り7試合で8プント差が保てる。数字的には優勝は確定ではないが、ほぼバルサの優勝は間違いないさそうだ。そういう状況がそうさせたのかもしれない。

バルサは明らかにいつものクラシコに望む顔つきではなかった。チェルシー戦と比較しても、試合開始前の各選手の意気込みに気迫が感じられない。これで本当にこの試合に勝てるのだろうか?と疑った。試合内容は去年のクラシコと同様、一方的にバルサが押しに押しまくるものだった。が勝てなかった。これでここ3試合(対マラガ戦、ベンフィカ戦、マドリッド戦)ゴールチャンスは格段に相手チームを上回っているのに、得点できない試合が続いている(マドリッド戦は疑わしいペナルティーでの1点のみ)。
ライカールト監督は、チームは上手く機能しているので得点が少ない事に関しては全く心配していない、とコメントしている。確かに、流れるようなパスワークは健在で美しいフットボールを見せてくれている。が、得点しない事には勝てないのも事実だ。

一方のレアル・マドリッド。約1時間10人で戦った(ロベルト・カルロスが暴言を審判に吐いた為、1発退場)にしては引き分けは立派なものだ。だが、相変わらず中盤が全く機能せずシュートは90分を通して2本のみ。完敗といっても良い内容だった。ジダン、グティー、ベッカム等は全く良いところがないまま終了のホイッスルを迎えた。『11人じゃなかったから引き分けだった。11人だったら勝てていたんだ。』とマドリディスタは言うかもしれない。が、たとえ11人で90分間戦っていたとしても、結果は同じだっただろう。有効なパスが中盤から出ないマドリッドに未来はない。来季に向けての選手獲得が必至だ。

いずれにしても、ここ数年間でもっともつまらないクラシコが終わった今、注目はバルサ、ビジャレアルがチャンピオンズリーグでセミファイナルに進めるかどうかに集まっている。得点能力が落ちているバルサがベンフィカ相手にどういう戦いを挑むのか。ヨーロッパでは無名に近いビジャレアルがインテル相手にホームの利を生かして逆転できるのか。興味は尽きない。


 
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