お問い合わせ | サイトマップ  
スペイン旅行専門のミカミトラベル
MIKAMI TRAVEL MADRID
Princesa,2 7F 28008 Madrid
TEL 34-91-5424300
FAX 34-91-5416987/7142
fit@mikamitravel.com
 
 
スペインサッカー・コラム

スペインサッカー
スペインサッカー コラム
(2008年3月3日更新)
コラム バックナンバー
スペインサッカー基礎知識
日通旅行

スペインサッカーコラム(2006年6月16日)
 

バルサ各選手2006年評価(第63号)

今年のバルサはヨーロッパ一にふさわしい戦いをした。シーズン終盤は流石に疲れが見え前半ほどの勢いはなかったが、他のどのチームもバルサの力には全く及ばなかった。90年代前半のクライフ監督時代をドリームチームと呼ぶが、それに優るとも劣らない素晴らしいチームだ。
各選手個々のこの1年の評価をしてみたいと思う。

ビクトル・バルデス
1対1には鉄壁の強さを誇り、チームを救ったプレーは数知れない。反射神経はリーガ一と言っても過言ではない。ただ、足元のプレーが心もとなくミスが多い。バレンシア戦での大きなミスは忘れられないが、これさえ克服すればスペイン代表のポルテロになる日も近い。

ベレッティー
右サイドを駆け上がるスピードとセンターリングの精度はブラジル代表クラス。ただ、守備に関してはおざなりになる事が多い。時々荒いプレーに走る事が有るので、来期はそのあたりを注意する必要有り。

ウラゲー
右サイドバックとセントラルをそつなくこなす。ラフプレーもなく頭を使ったクレバーな選手。1年を通して一定のレベルを保てる、信頼出来るディフェンスに成長した。
来シーズンは、右サイドでプレーした時に、もう少し攻撃に参加出来ることが必要となってくる。

プジョール
今や世界一のデフェンサ・セントラルと言っても過言ではないだろう。ディフェンスで観客を魅了できる少ない選手。彼のボール奪取の技術は神業に近く、ファールを犯さずに完璧なディフェンスを行う。カンプノウへプジョールを見に行くだけでも充分に価値が有る。大切な試合ではチームを鼓舞し、キャプテンとしての責任を100%発揮し、チームの精神的な支えとなっている。そういう意味ではグアルディオラを追い越したとも言えよう。怪我をしても驚異的な回復力で鉄人とも呼ばれる。来シーズンもこのままの調子を保てれば全く問題はない。

マルケス
デフェンサ・セントラルとピボーテの両方をこなす。高さに弱い面は有るが、センスの良い守備は光る。又、前線へのパスは精度が高く一気に攻撃に転じる起点となれる。
ただ不用意なファールが多いので、来シーズンはその点を注意すべきだろう。

ジオ
ライカールトに気に入られている左のサイドバック。攻撃に参加したときにはシュートで終わる事の出来るテクニックを持っている。ポテンシアの有るボールを蹴る事ができるが、ディフェンスにおいて1対1で抜かれる事が多い。足が速くないので、守備を考えた攻撃を心がける事が大切。

シルビーニョ
ジオと試合によって使い分けられる。スピードが有り、左サイドを駆け上がった時の攻撃には迫力が有る。センターリングの精度も高く、真ん中からの攻撃に終始し打開策が見出せない時に使われる事が多い。今シーズンは安定したレベルを保ち、切れの有るプレーを見せた。

エジミウソン
ブラジル代表のピボーテ。ディフェンスのすぐ前の中盤で使われる事が多い。不運にも怪我でワールドカップ・ドイツ大会の出場を逃がした。ボールを持ちすぎて奪われるシーンが良く有るので、チーム全体のリズムが崩れる事が有る。が、ボール奪取力には定評が有る。

ファン・ボメル
好不調の波が大きい。今シーズン後半は調子が取り戻せず、攻撃参加はあまり出来なかった。動きがあまり早くない為、中盤でボールを奪われる場面が見られた。ボールを持ちすぎずに、ワンタッチでパスを出せすように心がけて欲しい。

イニエスタ
今シーズン初めは、もう少しでチームから出されるところだった。しかしこの1年の成長は著しく、チャビの抜けた穴を充分に埋める事が出来た。試合の流れを読む力は素晴らしく、ピンポイントのパスが出せるロニーと並んだ逸材である。中でも、チャンピオンズリーグ決勝戦での1点目の基点となった、ラーソンへのパスは忘れる事が出来ない。ディフェンスとディフェンスの間を切り裂くパスセンスは、天性のものだ。
彼が出場するだけで膠着した試合の流れを変えられる、今やバルサの中でも主力となった。来シーズンはもっと出場機会を増やして、得点に絡むシーンを見たいものだ。

チャビ
中盤の軸となって久しいが、今シーズンは怪我に泣かされた。デコとの共存が成り立つのかと言われていたが、そんな不安も吹き飛ぶ活躍。チャビがボールを持ったら取れないと言われ、周りの状況を瞬時に把握する力は他を圧倒する。来シーズンは今年前半の怪我をする前の調子が取り戻せたら言う事はない。

デコ
今シーズン後半は疲れの為かあまり調子が良くなかった。ただ、ボール奪取の技術は素晴らしく、守備に関しては申し分ない。ただ、中盤でボールをを持ちすぎて奪われ、ピンチを招いた事も有るので、その点は気をつけたい。

メッシー
今シーズン開始前のジョアン・バンペル杯でユーベを迎えた試合で一気に開花した。
右サイドからのドリブルのスピード、ディフェンスをあっさりとかわすフェイント、そしてシュートまで確実に持っていけるボールの維持力。とても18歳とは思えない。
怪我で後半は試合に出られなかったが、来シーズンへの期待は高まるばかりだ。

ジュリー
スペースに出たボールを拾い、一気に角度のないところからゴールする能力はヨーロッパ一だろう。相変わらずの足の速さには定評がある。来シーズンはメッシーとの熾烈なポジション争いとなるが、負けずに頑張ってもらいたい。

ロナウジーニョ
文句なしの世界一のプレーヤー。想像力たくましいクリエーティブなプレーには翻弄される。サンバの神と同居する彼には、フットボールも芸術となる。
練習時に見せるおどけたプレーの中にも技術の高さが光る。例えば、カンプノウ横の練習場では、20センチx1メートルくらいの大きさで金網がくり抜いてあり、そこから報道陣のカメラが覗いている。そこへめがけて20メートルほどの距離から3回連続でボールを蹴って命中させた時などは、空いた口が塞がらなかった。これも彼流のイタズラなのだが、レベルが違う。
彼はいつも、見に来た人を楽しませようと言う精神で満ち溢れている。それが世界一のプレーヤーであれば、カンプノウにお金を払って見に行く価値は十二分に有る。

エトー
バルサに移籍して2年、選手生活の中で最高の時期を過ごしている。2年連続のリーガ優勝、チャンピオンズリーグ優勝。マジョルカでは決して体験できなかったものだ。
すっかりこの2年でバルサのフットボールになじみ、中盤からのパスに対しての反応やワンタッチでのボール交換等、芸術の域に達した。ボールを持った時のスピードとその流れの中から生み出されるゴールは圧巻である。人種差別に悩まされているが、これも彼のプレーの質の高さに対する妬みだといえよう。年々精神的にも大人になってきており、数年前に見られたような過激な発言をしないようになってきた。
来シーズンももこの調子が崩れなければ、ピチッチ(得点王)獲得は確実だろう。

ラーソン
もう退団して過去の人となってしまったが、やはり彼のことは忘れずにはいられない。
デランテーロ・セントロの見本のようなプレーヤーだ。34歳とは思えないスピードと天性のセンス。思いがけないボールさばきで観衆を唸らせる。一つ一つのプレーが確実でほとんどミスをしない。その集大成が、チャンピオンズリーグの決勝で見せた2回のアシストだ。特に1点目となったエトーへのパス(デハーダ)はあのウエンブリーでのクーマンのフリーキックにも相当すると言えよう。
今、ワールドカップが開催されているが、スウェーデンチームの中でも際立って重要な役割を果たしている。2度と彼のようなデランテーロにめぐり合えないかと思うと、本国への帰国が惜しまれる。



 
Copyright © 2004 - Mikami Travel S.A. - All Rights Reserved.