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(2008年11月3日更新)
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スペインサッカーコラム(2006年7月3日)
 

アンリーよ!!お前もか!!(審判の誤審問題) (第65号)

W杯もいよいよ佳境に入り、各試合の面白みも増してきているが、審判の質の問題が取り立たされる試合が多いような気がする。4年前もスペイン対韓国戦で正当なゴールが取り消された試合があったが、今回もそれに似た判定が多い。
例えば、メディーナ・カンタレッホと言うスペイン人の主審が吹いたイタリア対オーストラリア戦。ロスタイムの92分30秒でのペナルティー。イタリアの選手が、相手オーストラリアのディフェンスが倒れ込んだ上をまたぎ損ねて倒れたものだった。自分から突っ込んで行って、つまずいた形で倒れた。これがペナルティー??!!と誰もが目を疑った。テレビの解説者(この時はあのバルサのドリームチームに在籍していたチャピ・フェレールだった)も唖然としていた。テレビモニターのスロー再生を見て一言、『これはペナルティーじゃない!』と。このメディーナ・カンタレッホはリーガエスパニョーラでも誤審で悪名高いアルビトロだ。
又、先日のスペイン対フランス戦でのフランスの2点目の原因となったプジョールのファール。プジョールとボール争いをしていたアンリが顔を抑えて倒れ込んだ。誰もがプジョルの肘がアンリの顔に入ったと思った、が実際はプジョールが走り込んでアンリより早く体を入れボールを奪った正当なプレーだった。逆に『アンリがプジョールを押している!』と言った解説者もいた。これにはイエローカードが出されたが、アルビトロの誤審もはなはだしい。ここで重要なのは、プジョールを始めとする素晴らしい 選手達の質の高いプレーが、アルビトロの判断ミスによって全て否定されてしまう事にある。しかもこの場合は、結果としてこの後のフリーキックから逆転の得点が生まれた。
この試合では、他にもジダンが全くプレーと関係ないところでいらいらが募ってチャビ・アロンソに蹴りを入れたり(これはあきらかにレッドカード)、ビエイラのスペイン人選手の足元への再三のファール(イエローカード2枚で退場)も見逃されていた。フランスの総合力がスペインに優っていたのは間違いなく、結果的には3−1で勝利したのだが、こういうずる賢い戦いまでしなければならなかったのか疑問に思う。

ずる賢さはブラジルでは当たり前だそうだが、はたしてそれがフットボールに必要なのか。アンリの様に、たたかれても居ないのに顔をしかめて倒れ込むような汚いプレーはもう見たくない。グーリットも言うように、ああいう猿芝居は決して許されるものではない。厳しく罰せられるべきだと思う。



 
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