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(2008年3月3日更新)
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スペインサッカーコラム(2006年10月8日)
 

ラウルの本当の気持 (第69号)

長年スペイン代表のキャプテンを務めていたラウルが、10月7日の対スエーデン戦(ユーロコパの予選)に呼ばれなかった。スペインのメディアは、一斉にこの事実を大きく取り上げた。ただここ数年、マドリッドファンの間からでさえもラウルのパフォーマンスの低下が囁かれ、代表落ちも時間の問題だとされていた。ラウル自信は、特にこの事に関してたいした動揺もなくインタビューに答えていた、ように見えた。だが、10月8日のアトレティとのデルビーで同点の1点を挙げるや、『この得点はオレが入れたんだ!』とばかりにユニフォームの背中の自分の名前を両手で指差し、凄いパフォーマンスをした。これには、誰もが驚いた。最近得点する事がめっきりなくなったラウルだが、いつも物静かなラウルがこういう事をするなんて誰が予想しただろう。
代表落ちが確定してからの初めての試合、よっぽどルイス・アラゴネス代表監督にアピールしたかったのだろう。ただ、当のアラゴネスは『私はそのパフォーマンスは見ていない。』とあっさりしたコメント。

代表チームの7番は長年このラウルが背負っていたのだが、今回は絶好調のバレンシアのデランテーロのダビズ・ビジャが受け継いだ。彼も、『特にラウルの7番と言う感じは持っていない。』。背番号なんて回りまわるものなので、特別な思い入れはないとでも言いたげなコメントだった。

ラウルに取っては、表面上は平静を保っているが相当ショックだったのだろう。プライドが許さなかったとしか思えない。年間6百万ユーロをもらっていても、名誉を失うのは確かに辛い。
復帰を期待するのならば、今後自チームで得点を挙げていくしか道はない。


 
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