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レアル・マドリッドの苦悩 (第93号)
クラシコと呼ばれる大イベントが終わった。
今シーズンのマドリッドは、後半戦負けなしと言う歴史的な勝ち数を挙げ続けており、宿敵バルサに勝てる、と言う見方が多かったようだ。ここで勝って、ポイント差を1に縮めて一気に逆転優勝に持っていきたいところだった。しかし・・・。
結果は2−6での大敗。20数年前のクライフの時代にバルセローナはベルナベウで0−5で勝った事が有ったが、6点も取ったのは長い歴史上ない。点差でもわかるように、実力の差は歴然としていた。バルサの攻撃的フットボールにマドリッドはなす術がなかった。
去年の、バルサの本拠地のカンプノウでのアウエー戦では、10人が自陣ゴール前で守ると言う、ウルトラディフェンシブな布陣で臨んだところ、「弱小チームの戦い」と揶揄された。ファンデラモス監督も、「今年は去年批判を受けたので、攻撃的な布陣を敷いた。」と記者会見で述べたが、これが全く裏目に出た結果となってしまった。前線に人数をかけたおかげで中盤が薄くなり、チャビ、イニエスタがフリーでボールを持てる場面が数多くできた。メッシーを9番の位置に置き、エトーを右に回した作戦も功を奏した形となった。
ダイレクトパスが面白いように繋がり、マドリッドの選手はボールの後を追いかける、といういつものバルサのスタイルに翻弄された。
カシージャスもラウルも完敗を認め、フアンデラモス監督も、「ヨーロッパ一のチームに何も出来ずに終わってしまった。実力的にもかなりの差が有った。」と語った。
これでリーグ優勝をほぼ手中にしたバルサ。マドリッドは大幅な選手の入れ替えと、会長、首脳陣、監督の交代が待っている。
獲得リストの中に、カカ、ロナウド、セスク等の名前があがっているが、カンテラ(下部組織の選手)の引き上げを図り、彼らを中心としたチーム作りが当面の最重要課題だと思う。
リバプール、バルサと言う二大ビッグチームに勝てなかったマドリッド。今年は、ユニフォームの色と同じブランコ(真っ白・タイトルなし)に終わってしまう・・・。
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