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スペインサッカーコラム(2012年4月6日更新)
 

『ミランのイブラの発言』(第124号)

チャンピオンズリーグのベスト8の試合が3日、カンプノウで有った。対戦相手はセリエAで首位のACミランだった。しかしいくらミランと言えども、バルサが相手では成す術がなかった。スタメンでカンテラ(下部組織からの選手)を9人揃えたバルサは向かうところ敵なしだ。

1-1に追いつかれたが慌てる事もなく、3−1で勝利した。

しかし・・・。ミランのイブラヒモビッチが試合後のテレビのインタビューでこの試合に文句をつけた。『モウリーニョがカンプノウでの試合後にいつも文句を言うのが今日やっとわかった。』と発言した。これは、2回目のペナルティーが吹かれたことに対しての文句だ。『ボールが動いていない時のファールはファールじゃない』と。ピケがミランの選手にユニフォームをつかまれて押し倒された。確かにユニフォームをつかまれた時点ではまだコーナキックは蹴られていなかった。しかし、ボールが蹴られてからもずっとユニフォームは引っ張られ続け、その後押し倒された。これは、誰が見てもペナルティーであろう。スペインでこの試合を中継してい たTVEの解説者も、完全なペナルティーだとコメントした。

こう言った理不尽な事を、カメラの前で堂々と発言するのは如何なものだろう。自分達が負ける度にこう言った正当性のない理由付けをしても、世界は全てを見て知っているのだ。


サンシーロで行われた第一戦では、アレクシスが足をポルテーロに捕まれて倒され、プジョールもユニフォームを引っ張られて倒された。これらは明らかなペナルティーだが、このどちらもPKが与えられることはなかった。これに対してバルサ側は、監督を始め選手も誰も文句は言わなかった。テレビの解説者達も、明らかにこれはペナルティーだ、と言っていたにもかかわらずだ。これが、世界に君臨するビッグクラブの対応だろう。


ミランも普段の試合ではほとんどボールを支配しているはずだ。しかし、バルサとの試合となるとこの2試合を通して35%程しかボール支配率がない。普段は自分たちが試合後を支配しているのに、バルサ戦となると全く逆の立場に陥ってしまう。フラストレーションが溜まってしまうのは無理もないが、試合後に理屈が通らない会見をするのは品性に欠ける。イブラヒモビッチはいい選手なのだが、昨日の発言で評価が半減してしまった。ミランのトップスターなのだから、もっと品格を持った選手に なってもらいたいものだ。






 
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